7 反・モンスターペアレント
最近、イランから日本に来ているお父さんとお話しする機会がありました。
お子様は小学6年生。日本で生まれています。
この方が言うには、
「日本ではモンスター・ペアレントとかいう言葉があるが、私は全くこの逆。厳しく教育してもらうことを望んでいるので、絶対にそのような親(教師にクレームばかりつける親)だと考えないでください」
また、このお父さんは子供のことを「彼」と呼んでいました。
「彼はどう考えるかわからないが、私はこのように考える」というような言い方をされるのです。
小学6年生をすでに一人前の大人として扱っているのです。このような姿勢は、日本人がもっと学ぶべきものだと思います。
中東の地は戦争や混乱が多い場所です。人生を力強く生き抜いていくためにはやはり厳しさや自立、独立を教えておかなければならないということでしょう。おそらくはお父さんの厳しい人生経験からこのような姿勢が生み出されているのだと感じたのです。
概して日本人よりも、外国の方のほうが親の教育についての考え方は芯が通っているように思えます。
結局、この世界を生き抜いていくのは自分自身。
親がずっと守れるわけでもありません。もちろん巨額な財産を残してあげれば、子供はそれを食いつぶしながら楽に生きていくことができます。しかし、それが幸せな人生でしょうか?
子どもたちはやがては自分が大人になって、今度は、自分が誰かを守っていく立場に立っていくわけです。
子供の本当の幸せや自立、独立を願う親の気持ちは、厳しい社会(戦争や経済的貧困、治安の混乱)を生きてきたその経験と、日本という異国で自分でビジネスをやって成功してきた経験に裏打ちされていたのでしょう。
日本人にはこのような芯の通った強さが欠けているように思います。
確かに少子化が止まらないこの時代。子供たちは日本の宝であり、価値ある存在です。しかし、それをただ守り、大切にする、というだけでは、十分ではありません。
結局は大人は先にこの世を去り、子供たちは独立した大人として生きていかなければなりません。子供を大切にする、ということの意味が問われているのです。
親は時としてモンスターになる必要がありますが、それは何のためなのか、また何故なのかを問いながら、子供と関わる必要があるのです。
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