やりたいことよりできること
学生の就職活動に際しては、その企業などでやりたいことを問われることがあるかもしれない。
しかし、企業の立場から言うと、学生が「何がやりたいか」、などと言うことは実はそれほど重要ではない。
最も重要なのは、その学生が「何ができるか」ということを知りたいのである。
学生は就職活動について考えるときに、まず何がやりたいかということを考えるものだが、最も大切なのは、まず自分に何ができるかということを考えることである。
この「できるか」というのは、スキルだけではなく、このなかに絶対にやりたくないものを除外するという意味がある。
逆にいうと絶対にやりたくないこと以外であれば、命じられれば「できること」ではあるわけだ。
そしてもちろん、「できること」というものを、自分のこれまでの経験からある程度可能性があると思わせることが必要なわけである。
仕事と言うものは実際にやってみなければ、本当に成果があげられるかどうかなんてわからない。様々な環境や状況の変化や置かれた条件の中では、同じ人間でも成果が上げられるかを確証できるものではない。
だから企業は期待ができるかという基準で採用をするわけである。
自分の経験などを踏まえて、企業の採用担当者に、期待ができる、と思わせればいいわけだ。
そしてそれは、それほど難しいことではない。組織で働く人間は、極端に優秀である必要はなく、基本的には普通の人なら務まるようになっている。
だから、消極的にならずに、ハッタリをかまして、できる自分を演出すればいいし、そのために企業が期待できそうな材料を学生時代にこしらえればいい。
組織で行なう仕事は難しそうにみえても、たいていのことはやろうと決意して、周りに協力を仰ぎ、全力で行なえばできることである。
要するに、実際にはできるかどうかわからないことを、できると思わせることが就職活動なのだ。
そのためには、自分としてできると自信を持って言える経験や材料をたくさん持っていることは必要である。
しかし、最も必要なのは、自分が「できる」と思い込むことなのである。
その意味では、よくいわれるように、自信を持つのに根拠はいらないと言える。
就活はあなたの日常が見られているわけではない。
就職に臨むあなたの「精神的態度」が最も大きな要因なのだ。
だから、やりたいことを探すのではなく、「できると思える自分」を探すこと。
これが最も重要な就職活動にあったっての準備ということになるだろう。
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