「福沢心訓七則」
鹿児島大学の学生だった頃に、3畳一間の部屋に住んでいたことがある。その部屋は幸いに角部屋だったから、2方面に窓があり、奥の方に半畳の押入れがあった。
その押入れの扉を開くと、これが貼ってあったのである。
1 世の中で一番楽しく立派な事は 一生涯を貫く仕事を持つとい う事です
2 世の中で一番みじめな事は 人間として教養のない事です
3 世の中で一番さびしい事は する仕事のない事です
4 世の中で一番みにくい事は 他人の生活をうらやむ事です
5 世の中で一番尊い事は 人の為に奉仕して決して恩にきせない事です
6 世の中で一番美しい事は すべてのものに愛情をもつ事です
7 世の中で一番悲しい事は うそをつく事です
私の部屋にかつて住んでいた学生が、このような心の指針を旨にして生活していたのだな、と思うと、何とも言えない親しみがわいてきたものだ。
これは福沢諭吉の心訓といわれるものだが、慶応大学の学生でも知らない学生は多いのではないだろうか。
今の学生は、このような心訓に何か感じるところはあるだろうか。
それとも昔の人間の、古い道徳に過ぎないと思うだろうか。
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