まず、食うために働く
自分らしく生きていきたい、自分らしく仕事をしたい、と思う人は多いだろう。
その意味で、組織に入ることを自分を殺すこと、自分をなくすことだと思い、お金を稼ぐために仕方なく、我慢しなければならないものだと考えている学生は多いことだろう。
だから正直に言ってしまえば、「働きたくない」という学生も少なくないはずだ。
毎日旅行したり、自由な時間を生きたり、ずっとゲームをして過ごしたり、何も考えずに無為に過ごす生活を送ることができたら、なんと幸せなのかと。
しかし、就職すると組織の中に取り込まれ、そこには理不尽なこと、やりたくないこと、納得のできないこと、不安になること、絶望してしまいそうなこと、自信を失うようなこと、並べ始めれば、キリのないほどに不幸になりそうな要因がひしめいている。
とても会社に就職するなどということに積極的になれない。
起業して自分のビジネスでも始めるか。
投資をやって働かなくてもやっていけるようなれないか。
色々な考えが頭をよぎるかもしれない。
もちろん自分でビジネスを始めることも、投資の収益だけで生活していくことも可能である。もし、本気でそうしたいなら、学生のうちからそれを始めておくことを勧めたい。
ただ、それでもすぐにはうまくいかないものだし、多少うまくいっても不安定なものである。安定化にはそれなりの時間がかかるものだ。
だから、まずは「食うために働こう」。
大学を出たら、誰の世話にもならないで、自分が生活できるための資金はすべて自分で稼げるようになろう。そのためには組織に入り、我慢して働くのだ。
そして走りながら自分の在り方を考える。
働くことで、考える材料が多くなっていく。
働くことで、社会の仕組みが見えてくる。
働くことで自分の姿があぶりだされる。
働くことで、自分の未来像が想像しやすくなる。
働くことで・・・・
だからまず、食うために働く。
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