金にまみれた腐った世界で何を目指すか
今や日本は、どんな世界も金や利権に動かされる人間ばかりになってしまった。
昔から、どこにでも金になびく人間はいたものだが、ここまで政治や企業経営者や教育や医療などにまでこの金の魔力が回ってしまった時代はあるまい。
政治家を見よ。経営者を見よ。医者を見よ。教育者を見よ。腐った人間どもが日本を支配している(現場の人々は必死に仕事をしている。腐っているのは上層部だ)。
日本はほとんどが利権とエゴに満ちたしがらみで動いている。
金にまみれた世界の中で、若者がやるべきことはたった二つしかない。
巨額の金を動かせる力をつけて、それを善業に用いること。
しかし、これは多くの一般的な人間には難しいかもしれない。ある種の才能や情報や、環境や運がなければ実現しないかもしれない。
しかし、誰にでもできることがある。
それが、自分のことは自分で賄う、独立自尊の精神と能力を有しながら、決して金の力では動かない強い人間になることだ。そのためには自立し、賢くなり、国や他人に決して依存しない力をつけなければならない。
しかし、これならば、教育の力、精神修養の力で、ある程度は可能になるものだ。
金が力を持つのは、それを求め、それに群がる人間が多いからだ。
多くの人がそれに見向きもせず、自立と節制と喜捨の精神を有するならば、そこに金を持つ人間が入り込み、金で人々に影響を与え、支配することはできないだろう。
若者よ、どうか自分を豊かにしつつも、金に動かされない高貴な精神を持ってほしい。そのための下地を学生時代に作って欲しい。
絶対に精神的自立と、経済的自立を達成するのだ。
腐った日本を救うのはそのような精神以外にはないのだ。
Share this content:
コメントを残す