運命とは何か
私が好きな、ローマの哲学者にセネカがいる。
セネカは運命についてこのように言う。
「運命は欲するものを導いていき、欲しないものを引きずっていく」
自分の生まれた意味とは何か、天命は、天職は、そして使命は何か?
それを求めるものに、運命は導きを与えるが、それを求めないものは翻弄し引きずっていく。
まさにその通りである。
人間は求める心を失ったときに、運命に翻弄される。しかし、これは運命というものでもないだろう。ただ時代や、環境や、状況に振り回されて生きていくだけなのである。
しかし、自分の命の行き先を求めてやまない人間に対しては、導きが得られる。まさにこれが本当の運命なのだ。天によって「運」ばれていく「命」がそこにある。
あなたは、運命的に生きることができるだろうか。
そしてそのために必要なことが何かがわかっているだろうか。
何の才能も、お金も、地位も、名誉もいらない。
必要なのは「真摯に求める心」ひとつだ。
学生時代から、この心を持ち続けよう。必ずあなたの行きつくべき場所に至る導きが得られるはずだ。
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