成功を定義する
学生時代には、些細な事でもいい。
自分のとっての成功を、自分で定義するといい。
大学に入るまでは、やれ偏差値だの、一流大学がどうだの、学歴フィルターだの、いろんな物差しがあって、それによって自分を評価してきたかもしれない。
しかし、そのようなものは本来は自分の幸せには何の関係もない。
なぜなら、それは自分の外にある基準だからである。
もしそれが本当に心から重要だと考えているなら、その基準で生きていけばいい。
そのような基準が、誰にとっても正しいと信じている人もいまだにいるが、そう信じた段階で、それは自分だけの基準である。
それを受け入れない人にとっては、何の意味も、何の価値もないからだ。
世の中での成功者と呼ばれる人の成功を無力化することは簡単である。あなたがその同じ基準に立たないこと。
富を追わない人、名誉を求めない人、他人からの評価を求めない人、そのような人にとっては、どんな金持ちも有名人も、世間の評価の高い人も無価値である。同じ土俵にない人を比べることも序列化することもできない。
だから、自分の成功や自分の幸せのありかたを自分で定義すること。
人は、それだけで十分に幸せになれるし、成功できる。
まずは、自分で決めるのだ。
成功の定義を自分で決めて、それを目指す。
その過程で、その定義を何度も見直して、また再定義する。
それを繰り返していくと、やがて、様々な経験が加わって、自分なりの定義が洗練された形で磨き上げられてくる。
最初はいい大学に行くこと、が成功の定義であったかもしれない。それならばそれでいい。
それが達成できたら、またその段階で定義してみる。
もちろん、失敗しても、そこで立ち止まり、また再定義してみる。
人生の様々な段階で、このような作業を続けていく。
成功も失敗も、それを繰り返すたびに、それをさらに考え、追及し続ける。
「成功」と言っても、それがそう容易なものでなく、簡単に定義できないものであることがわかってくるだろう。
あなたにとっての成功の定義とその変化こそが、あなたの成長の軌跡である。
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