実は一番難しいこと
新たな年が明けて、目標を立てたり、計画を立てたりする人も多いことだろう。
実際に計画や目標を立ててもなかなか思うようにはいかないことも多い。
それには、色んな理由が思い浮かぶだろう。お金がない、時間がない、協力者が出てこない。
などなど。
目標や計画を立てても、うまくいかないことの理由は、基本的には一つである。
それは、「本気になれない」ということ。
実は、本気になることが一番難しいと思える。
なんとなくやりたい、なんとなく達成できたらいい、などと考えているうちは実現しないのだ。
追い詰められたり、切羽詰まった環境に置かれると、人間は必死に行動するものだが、そのような環境にないと、本気で動けないものなのである。
言い訳、先延ばし、手抜き。
こうして、目標の達成は遠ざけられてしまう。
だから、本気になることが最も難しいのである。
学生の中には、これまで「本気」と言えるほど真剣に集中して物事に取り組んだ経験がない者も少なくない。
それとなく人生を歩んできた。大学は、入れるところで妥協して少しの努力で合格した。入学してからも、多少大変なことはあっても、本気と言えるほどの努力もしたことがない。
だから「本気」で何かをやっているときの感覚が自分でもわからない学生もいるのである。
しかし、「本気」になると自分でも、難しいと思うような仕事や目標を達成できるものだ。
追い込まれたり、切羽詰まったりしていないのに、本気になれる人は最も多くの物事を成し遂げる。
あるいは、本気になるしかない環境にどんどん飛び込んでいく人も、多くの物事を成し遂げる。
いずれにしても、今年は「本気で何かに取り組んでみる1年」と決めて、
さっさと本気になってしまおう。
「本気」になった時の感覚は、本気になってみないとわからないものだ。
そして、この感覚は、学生時代の貴重な財産になって、社会に出ても仕事を成し遂げていく上での重要な資源となる。
Share this content:
コメントを残す