大学時代に学ぶべきこと
学生時代をいかに生きるか まとめ編 その42
大企業が赤字経営に陥る一方、高校を中退している若者がネットビジネスで億万長者になる時代。
このような混沌とした時代において、大学生はいったい何を学び、どんな力をつければいいのか。
英語は必須、ITスキルも必要。また金融に関する知識が必要、など人によって色々な意見がある。
資格をとっても、集客ができなければ、独立はできないし、もちろん英語が堪能でも創造的な仕事ができるとは限らない。文部科学省などは英語教育に熱心だが、日本でどれだけの人が英語を仕事で使っているだろうか?
知識や情報は確かに大切だが、それが多すぎることで、行動力が鈍り、評論家的な言動を繰り返す若者も多い。本で読んだ知識だけで、世間や人間をわかったつもりになり、一向に物事の当事者になれない。
そう考えると、情報過多なこの時代、早いうちに自分のやりたいこと、やるべきことを決めて、さっさと行動に移していくことの方が大切だと思う。
将来経営者になりたいのなら、経営の本ばかり読んでいないで、学生のうちから起業する。失敗してもそこから学んでまた起業する。
そんな行動と学びの繰り返しのなかから、本物の経営者が育つような気がする。
教師になりたいのなら、すぐにでも自分が学んだことや知っていることを人に伝えたり、教えたりする行動をとること、そこでうまくいかなくても、何度でもやり直すこと。
1つのことを学んだら、10の行動をとるくらいでちょうどいい。
大学時代は学びと行動の比重をよく考えて、たくさんのチャレンジとアタックに満ちた時間にしていくことが必要であると感じる。
学者になったり研究者になったりする人は別として、もっと学んだことを行動に移して、具体化できる人材になることが社会に大きな付加価値を生むだろう。
日本の再生はやはり若者の行動力にかかっているのだ。
最近の学生たちを見ていると、やはり日本人の素晴らしい気質を有していると思う。しかし、国際競争に負けてしまう弱さもある。お互いに配慮したり、譲り合ったり、相手の立場を尊重したりできる素晴らしい若者たちだ。
しかし、これだけではどんどん自己主張や遠慮のない外国人に利用されてしまう。したたかな柔軟さや、賢い立ち居振る舞いが必要であり、日本の若者は、それをもっと学ぶべきだろう。
それも含めて、行動できる若者が求められている。
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