大学の難しさ
サークル活動、読書。
大学で私が学んだことはかなり多くの本と人からのものだった。
私の周囲の学生たちは自分の部屋に引きこもり、大学に出てこなくなる者も少なくはなかった。
大学は自由な場所。高校までとは違いほとんど全てが自分次第。私の大学では相変わらず留年が多く、教授たちの頭を悩ませていたようだ。
確かに私の友人で、部屋にこもりゲーム三昧しているうちに大切な大学での連絡事項や試験の情報などを見落として留年する学生がいた。

自立の難しさ。
しかも景気は悪くなく、就職も容易。大学の先生で個人的に注意をしたり声をかけたりする人はほとんどいない。
もし友人との良好な関係が築ければ、友人から様々な情報が入ってくるのだが、それがない場合は完全に独り。
本当に自分次第なのである。
4年間は何もしないには長すぎる。大学受験のために努力していた習慣は失われ、完全にエネルギーを失う。
目標が見つけられなければ4年間、学費と多くの時間を払って入学時よりもだめな人間になってしまう。それこそ多くの無駄である。
個人としてもそうだが、このような若者を、数多く保護者の出費や税金で育ててしまっていることの社会全体、国家としての損失は計り知れない。
私は大学三年次、このことについて考えていた。
残りの大学生活の時間を無駄にしないために何をやるべきか。両親の出費や支出以上の価値を生み出すためには大学というこの場所で、残された時間何をしていくべきなんだろう。
Share this content:
コメントを残す