友ありて
学生時代をいかに生きるか まとめ編 その7
学生時代の友人の影響は非常に大きいものである。
どのような友人と出会うか、また関わるか。このことは学生時代の重要なテーマだ。
学生時代は是非、心の底から語り合える親友を得たいものだ。
このような友人を得るためには二つの行動が重要である。一つは自分をできるだけ開示して自分の個性や考えを相手に伝えること。遠慮してはいけない。そしてもう一つは相手を正しく理解するために、よく相手の話を聞くことである。
これは言葉で言うのは簡単だが、実際に行動してみるとなかなか難しい。
素直に正直に自分を表現することも、相手の話を正しく粘り強く聞くことも。
学生時代は自由である、という話を前回したのだが、自由というのは一人気ままに行動することや他人の存在を意に介せずに生きていくことではない。
実は人間には他人との間に「関係における自由」というものが確かに存在するのである。
お互いの共感、理解、協同、協働。そんなものの中にこのような自由は存在している。
学生時代に、その自由を実感して欲しいものだ。この時に感じる自由というものはまた愛という言葉に限りなく近い。「友愛」とでも言えるものである。
多くの学生が人との関わりを避けたり、他人と関係を作ることを苦手としたりしている、というよりもそのようなものを不自由で面倒なことだと考えているかもしれない。
しかし、もう一歩相手の懐に飛び込んだところに、新しい世界が開けているのだ。
そのような相互に影響しあう関係の中で、自分の個性を見つけていかなければならないし、その友人の個性から学ぶ必要もある。自由には様々な形態があるが、私はこれを「〇〇との自由」と表現している。一緒にいて自由な場所。これは自由にして愛のある場所でもある。
自分の個性や役割は、自分だけではつかむことはできない。
他人との相対関係の中で、自分というものが確実に見えてくるのである。
親友は自分に孤独を教えてくれるものだ。どんなに仲が良くても、気が合う友達であっても、何でも話せる大親友であっても、人生の全てを共有することはできない。それを教えてくれるのが最も仲のいい友人である。
そんな孤独の中に自分に与えられた個性や役割を、誰とも代替できないかけがえのない自分を、掴み取らなければならない。
それを教えてくれる友人を見つけよう。それこそが本当の友である。
Share this content:
コメントを残す