初心を忘れず、自由を生きる
学生時代をいかに生きるか まとめ編 その2
大学などの高等教育機関に入学し、新たな気持ちで4月を迎える。
最初は色んな物事に興味や新鮮さを感じ、これからをどのように過ごしていくか期待に胸を膨らませる。これまでの窮屈な高校生活や予備校生活と比較すると、大学などはいかにも自由である。
しかし、やがては初心を忘れ、怠惰な生活に明け暮れる。
最初の初々しい気持ちを維持していくことはなんと難しいことだろう。
勉学もがんばってみようと思っていても、やがては授業につまらなさを感じ、出席することさえも面倒になっていく。
何かをやろうと思っていても、一体何をすればいいのか皆目見当もつかない。とりあえず、お金が欲しいからアルバイトでもやるかと。
それ自体は良いことだが、大学が勉強するところであることだけは忘れてはならないことだ。
しかし、そもそもそれほど勉強したいことがあって大学に来たというわけでもない、あるいはやりたいことを学べる学部に合格できずに、不本意な学部に籍を置く学生もいるだろう。
自由の怖さを知らない人間はその力に翻弄され放縦へと流れ、自分を堕落させていくのである。
このような風景は大学ではよく見られる光景ではないだろうか。またほかならぬあなた自身がこのような日々を送っているのではないだろうか。
人間はいつも初めの心、初心に立ち返らなければならない。
また何の初心もなく、入学したのであるならば、その初心を今すぐに固めるのだ。とりあえずでもいい。自分の心の指針を定めることが大切だ。
そして、次の何かが見えてくるまで、それを通して、継続させていく必要がある。
初心を通そうといつも意識しているだけで、大方の学生にとってはその生活が大きく変わっていくに違いない。慣れは怠惰を生み、慣れは退化をも生む。
継続は変化や進化を生み出す原動力だ。そのためには大学に入学したころの初心を忘れてはならない。
そして何よりも自由は、成長のためのチャンスであり、それに活かせない自由は意味がないどころか、人生にとっては有害ですらあることを忘れないことである。
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