人間交際の意味について

人間交際の意味について


人と人とがかかわることの意味は、他人からいい影響を受け、他人にいい影響を与えるためである。

大学というのは、もちろん学問の場ではあるが、それが人間交際を通じてなされること、そして学問以外の場において、人間交際が活動の基本になること、その中心となる場所である、

他人からいい影響を受けるためには、自分の方も正しい受け皿が必要である。

学ぶためには、学ぶ側の受け皿が正しい状態にないと、どんな影響も価値を生まない。

周囲に、優秀な人間がいて、学ぶべき点がたくさんあるのに、嫉妬や自己顕示の強さから、そのような人を遠ざけてしまい、せっかくの出会いの場を無駄にする。

しかし、一見自分よりも劣っているように見えたり、学ぶべき点がないように見える人からも、自分のとらえ方や、考え方、受け入れ方によっては、いくらでも学びの機会に変えることができるはずだ。

そして、同時に、自分が他人に、いい影響を与える場にしなければならない。

自分の世界にこもってしまい、大学における出会いの機会や、人間交際の場を自ら無意味なものにしてしまうことは、他人にいい影響を与えるという大切な機会を失うことになる。

いい影響を与えるためには、相手にいいものを提供できる自分でいられるよう、自己研鑽をしなければならない。

こうして、相互の関わり合いの中で、いい影響を受け、そして同時にいい影響を与えることこそが、学生生活には求められているのである。

そのような大きなチャンスを、決して無駄にすることなく、貴重な時間をさらに価値ある時間にして欲しい。

4年間(あるいは2年間)を価値ある時間に変えるのは、すべてがこのような心構えにかかっているのであって、あなたの才能や周囲の環境の問題などでは決してないのだ。

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投稿者:

山道 清和

日本の未来への発展と繁栄のために、日本の学生には自分から学び、考え、自分の意見を持つことのできる人材になって欲しいと心から願っています。就職や公務員試験に関する相談も受け付けています。遠慮なくどうぞ。

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