ジグソーパズルの世界観
人間には人それぞれに、天命がある。
少なくとも、この世の中に生まれてきた固有の意味がある。
それをこの相対的な世界の中で、多くの人々とのかかわりあいの中で、学びながら掴んでいくことが、私たちには求められているのだ。
そして、その自らの場所、自分がこれをやっているときが一番幸せだと思える場所。
全ての人が、そのような場所を見つけなければならない。
そのような場所に少しでも近づき、そしてそのような場所を確保できた時。
ジグソーパズルの絵が、少しずつ出来上がっていくように、世界が美しい絵に変わっていくのだ。
すべての人が、その場を見つけ、そこに収まった時に、世界の絵柄が完成するのだ。
それこそが、神が描きたかった絵である。
一人一人の人間は固有の形をしたジグソーパズルのピースであり、それがたくさん集まって、固有の場所に収まって初めて、世界に美しい風景が出来上がる。
このような世界を信じられるだろうか。このような世界を作るためには、無限に近い時間と努力と人間同士のお互いの協力が必要だ。
しかし、まず、あなた一人がそれを探求し、その場所に近づくことができれば、間違いなく、世界は完成に近づくのだ。
完成とは「幸福」である。
だから、多くの人々との関わりの中で、自らを探求し、自分の固有の幸せを見つけ、天命を知り、天職に励む。
これが、自分の成長と、世界の完成に貢献することを信じよう。
たった一つのピースが欠けても、ジグソーパズルは完成しない。
だから、小さなピースでも、端っこのピースでも、些細なピースでも、決してそれを失うような、そしてそれを、ないがしろにするような行為は許されない。
あなたがいなくなれば、世界という絵画は完成できない。
あなたが自分を失うことが、どれほどの損失であるか、知って欲しい。
だから、自分を大切にして、それと同じように他人の存在を大切にして、共に歩まなければならない。
ジグソーパズルの世界観は、すべての人が、共有すべき世界観だ。
貴重なその一個のピースを、自分という名のピースを、大切にして、あるべき場所に運んでいくことが
あなたに課せられた、人生の貴重な仕事なのである。
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