もはや国は頼ってはいけない
お金の問題については、もはや誰も頼らないという考え方をまずは持つべき時代になった。もちろん本当に困ってしまったら(自殺するくらいなら)、家族や友人や知人を頼ることは必要だ。ただ、そうならないように、若い時代から準備をしなければならない。
今の国の政治の流れが変わらない限りは、日本はますます貧困化が進むことになるだろう。
日本の大きな問題点は財務省が日本の財政について誤った政策を行い(すでにその路線で政治家やマスコミを洗脳)、その間違いに気がついていても改められず、嘘をついてまでも自分たちの省益を守ろうとしていることにある。それについては、また別の機会にも述べているのでそれを参照して欲しい。
今後も税金や社会保障費が上がる。学生は貸与という形の借金を抱えて社会に出る。日本の政府は外国人は優遇し、外国には多額のお金を給付しているのに、日本人には増税で報いているのである。外国人を排斥してはいけないが、グローバルなどという思想に洗脳されて、基本的な国民国家の概念が薄れている。それぞれの国家が自国の国民の幸せに責任を持つ。日本の政府は日本人の幸せを第一に考えるのが基本であるが、これが薄れることで、日本人が犠牲になっている現状があるからだ。
しかし、これは若い世代が政治に関心を持ち、声を上げないことが大きな原因の一つでもある。若い世代に限らないが、日本人の政治意識の低さは、自分たち自身を貧困に追い込む、という形で自分たちに跳ね返ってきているのだ。メディアや権力に従順な国民性が、仇になっている現状がある。
学生時代からしっかりとした経済基盤を作り、だれにも頼る必要のない独立した経済環境を作るためには何が必要かを、学生時代の重要なテーマにして欲しい。
日本は国全体では貧しくなっているが、個々人を見れば、若くしても成功し豊かな経済生活を送っている人も少なくない。社会全体や政治について考える見識は持ってほしいが、まずは自分のことをしっかり立てて、自立した豊かな人生を送るための準備を始めるのである。
日本の今後を考える時、若い人たちには本当に厳しい危機意識を持ってほしいと思う。容易に生き抜くのが難しい時代になってくるからである。それほどに今の日本の進んでいる道は、間違った方向に進んでいるからである。
まず日本の社会保障や税金、また自分が関わる世間的なお金にまつわる情報や知識。これをしっかりと学び、必要なものは利用しながら準備をしよう。若いうちからコツコツと準備をしていけば、経済的な困窮を免れることができる。
生活保護の高齢者が増えているが、やはりこのような人たちの多くは先行きを楽観して、老後に関して準備をしてこなかった人々である。もちろん会社の倒産やリストラ、病気などで予期しない不幸によって貧困化した人も多いが、しかしそれだとて人生に起こりうるリスクファクターとして、事前に考慮しなければならなかったものだ。
お金について考える時、時間を味方につけることができる若い時期から資産の構築を始める。今後考えられるリスクを極力排除していく努力をする(健康管理などは非常に重要だ。病気をきっかけにして経済的な危機を迎える人は多い)。
もちろん生活保護などがあり、日本はまだ恵まれた環境がある。しかし、それに頼る人が増えれば増えるほど、日本はさらに貧困化する。若いころは資産の構築などにはあまり興味を持たない人も多いのだが、全ての人がそれを考え、自分の力で準備していくべき時代になっていることだけは間違いない。
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