お金に負けない人生
今の日本の社会をみていると、国民が貧困化し、社会が貧困化し、国家全体が貧困化しているのがわかる。
もちろん、すぐに食事に困るという人は、日本にはそれほど多くはなく、もっと貧しい諸国に比べたら、豊かだと言えるかもしれない。
しかし、日本では「子ども食堂」が増え、生活保護も増えている。お金を目当ての犯罪も多くなってきた。政治の世界や様々な業界は利権という金にまみれ、お金さえ稼げれば何でもいいという風潮もある。
会社は従業員を守れず、働き手を経費としか考えなくなる。医者は患者を金のなる木としてしか考えない。
若い人間も、お金が価値観の多くを占めてしまい、お金を中心に他人を見たり社会を見たりする。
このような「さもしさ」が、逆に富裕層に対する嫉妬や攻撃につながる。
世界が様々な形で、お金にまみれた醜態をさらし、お金があれば何でもできるという世界になりつつある。
拝金主義という宗教は、みんながお金を求め、それが全てだと考えるからこそ成り立つものだ。
しかし、人間には、お金で買えないものがあり、それが何かを、本当は誰でも知っているのだ。
そこに立ち戻り、お金に負けない、心の王国をつくらなければならない。
もちろん生活に困るようでは、お金に振り回されることは必至である。だからその生活基盤はしっかりと作りながら、お金に負けない精神の在り方や、お金に負けない心の状態を、死守しなければならない。
日本人が本来持っている、助け合い、譲り合いながら、共生を図る力。
お金が少なくても、楽しく幸せに生きていく力。
どんなものにもゆるがない高貴な精神。
そんな人生の軌跡を、後に来る子供たちには、しっかりと見せたいものである。
お金に負けない人生を生きるには、どうすればいいのか。
ミニマムに生きることで、お金に振り回されない人生もある。
大富豪になって、お金に振り回されない人生もある。
普通の生活をしていても、お金に振り回されない人生もある。
しかし、その根本は結局は「精神の在り方」である。
一旦、心の中からお金の要素を排除し、そこでも自分が大切だと思うこと、大切だと思うもの、それをしっかりと確認し、そこだけは絶対に譲らない心の強さを持たなければならない。
「武士は食わねど高楊枝」などという言葉がある。この強がりにも見える言葉は、実は現代人が心のどこかに置いておくべき言葉ではないだろうか。
最後はしかし、その人の思想である。人生観である。世界観である。人間観である。
学生時代に、その思想の基礎を、その行動の基礎を、その生活の基礎を、しっかりと作っておこう。
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