「還暦からの底力」 出口治明
学生には高齢者?が書いた本を読むことを勧めたい。そこから自分の人生を逆算していくためだ。
還暦からなどと書いてあったので、買って読んでみたが、これは若いうちから読んでおいた方がいいのではないかと思える内容だった。
高齢者が増えて、悲観的な未来を想定する人も多いが、そもそも年齢を気にせずに働ける人は働いた方が、社会のためにも、本人のためにも良いことは確かだ。その意味で本書の言うように「年齢を考えずに生きること」には賛成である(定年なども不要だ)。
だから若い人も、まだ若いから、とか若いのに、などという言葉にとらわれずに、やりたいこと、やるべきこと、やれることをどんどんやったらいい。
またこの本では出会いの重要性にも触れてある。
「人、本、旅」による出会いを勧める。
「好きなことをやる、あるいはやれること。人間の幸せはそれに尽きます。人、本、旅でいろいろな人に出会い、いろいろな本を読み、色々なところに出かけていって刺激を受けたらたくさんの学びが得られ、その分人生は楽しくなります」
大学生にはこの心構えをお勧めしたいのである。
その意味でこの本は「還暦から」などという題名にはしない方がよかったのではないか、と思う。年齢に関係ないのだから、還暦もいらないだろう。
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