「還暦からの底力」 出口治明

「還暦からの底力」 出口治明


学生には高齢者?が書いた本を読むことを勧めたい。そこから自分の人生を逆算していくためだ。

還暦からなどと書いてあったので、買って読んでみたが、これは若いうちから読んでおいた方がいいのではないかと思える内容だった。

高齢者が増えて、悲観的な未来を想定する人も多いが、そもそも年齢を気にせずに働ける人は働いた方が、社会のためにも、本人のためにも良いことは確かだ。その意味で本書の言うように「年齢を考えずに生きること」には賛成である(定年なども不要だ)。

だから若い人も、まだ若いから、とか若いのに、などという言葉にとらわれずに、やりたいこと、やるべきこと、やれることをどんどんやったらいい。

またこの本では出会いの重要性にも触れてある。

「人、本、旅」による出会いを勧める。

「好きなことをやる、あるいはやれること。人間の幸せはそれに尽きます。人、本、旅でいろいろな人に出会い、いろいろな本を読み、色々なところに出かけていって刺激を受けたらたくさんの学びが得られ、その分人生は楽しくなります」

大学生にはこの心構えをお勧めしたいのである。

その意味でこの本は「還暦から」などという題名にはしない方がよかったのではないか、と思う。年齢に関係ないのだから、還暦もいらないだろう。

https://amzn.to/3dCwwIw

BOOK OFFで110円で購入

Share this content:

投稿者:

山道 清和

日本の未来への発展と繁栄のために、日本の学生には自分から学び、考え、自分の意見を持つことのできる人材になって欲しいと心から願っています。就職や公務員試験に関する相談も受け付けています。遠慮なくどうぞ。

すべての投稿を表示

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Proudly powered by WordPress | Theme: HoneyPress by SpiceThemes