「今だけ、ここだけ、自分だけ」の逆を行く
今の日本は、刹那的な風潮がさらに強まり、その場しのぎの言動や対応がさらに多くなっていると感じる。
市場主義の悪しき特徴を「今だけ、金だけ、自分だけ」という言葉で批判する人もいるが、多くの人は「今だけ、ここだけ、自分だけ」で生きているから、貧乏になっていくのかもしれない。
このような行動様式を脱却して、この逆をいくようにしたい。
今だけではない、これまでの歴史や経緯を踏まえて、さらに未来を見据えた行動が必要だ。
ここだけではない、自分の故郷、また世界で起きていることにも興味関心をもって、可能なことはやっていきたい。
自分だけのことを考えても、家族を含めた社会関係やコミュニティーは崩壊していくばかりだ。自分のもつわずかな資源を、自分以外の誰かや何かに使い捧げる行動をとりたい。
「今だけ、ここだけ、自分だけ」の考え方や行動をやめて、この逆を行く。
それによって、これまで失われてきたものの回復や復興が可能なのではないかと思う。
学生時代に、このような行動を心がけてみよう。
些細なことでもいいから、今を離れ、ここを離れ、自分を離れて、考え、行動してみよう。
それによって、あなたは愛のある人になることができるはずだ。
そして、そのような人こそが、これからの時代に求められる人材になるのである。
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