競う自分、競わない自分
今の時代、競争は時代遅れであるかのようにも言われる。競争ではなく共存だとか。
しかし、人間は自分以外の多くの人との間で、相対的な関係の中で、学ぶことが運命づけられている。他人と競争することで大きく自分を伸ばすことができることは、多くの人が経験していることだろう。
しかし、人間は競争ばかりしているわけでもないし、それだけで生きていけるわけでもない。他人とは競っているばかりでなく、協力し同じ方向で助け合わなければならないこともある。
あなたの中にも競う自分と、競わない自分がいるはずだし、この二つの面は、うまく使い分けることで、自分の成長や幸福、そして他人や社会の成長や発展に役立つものだ。
どちらかの極端に偏ることなく、必要な場所、時期、機会をとらえて、この二つの自分をうまく使い分けていくことが求められているのである。
だから、自分の殻に入って、競争などしない、と考えるのではなく、色んな人とあるときは競ってみることで自分を成長させる機会にしよう。
そしてあまりにも競争意識が強すぎて、心がギスギスして来たら、競争しない自分に切り替えて、自分を見つめ、他人を眺めてみるといいだろう。
いずれにしても、この二つの自分は、共に必要なものであり、決して一つだけに偏ってはならないものだ。
自分や他人や社会の幸福に向けて、この二つの自分をいかに使い分けていくのか、その妙味が求められているのであって、どちらかに安住するものではない。
この使い分けが巧みな人間こそが、無限に成長していける人間であると言えるだろう。
Share this content:
コメントを残す