就職するということ
学生時代をいかに生きるか まとめ編 その25
私が学生だった頃は、大学生の就職は非常に楽だった。
今と比較すると、本当に楽だったと思う(今も会社を選ばなければそうかもしれないが)。
ただ、私は、どうしても自分の「仕事」が何であるのか、自分は社会のどこにおいて自己を発揮すればいいのかについて、明確な答えを持たなかった。だから、あえてすぐには就職しなかった。
結局、大学を卒業後、大学院に進学し、それからフリーターになり、きちんと正規に就職したのは28歳の頃だった。
今にして思えば、この道のりは正しかったと思える。
就職するまでの経験は、自分を理解し、様々な人々を理解し、社会を理解するための大きな力になった。
大学院で学んだ専門知識や、フリーター時代に学んだ様々な仕事の経験は、確かに今の自分の役に立っている。
雇用情勢は、社会の情勢によって変化する。その中で、就職に苦労する学生も少なくなかろう。何社も何社も落とされて、ほとほと自信を失ってもいるだろう。
厳しい現実に自分は社会に受け入れられないのではないかと、不安にもなるだろう。
しかし、それも経験、これも経験である。
自分がやりたいことがあるならば、とことんその道を追求してやまない生き方もあろう。
やりたいことがないならば、どこでもいい、何でもいいから自分を雇ってくれる場所で、必死に働いてみるという生き方もある。
どちらが正解ということはない。正解はあなたが、その場において、そこから何を学び、将来にどのように生かすかに関わっている。
自分の人生に早く決着をつける必要などない。決着は死ぬ直前に、自分の人生をどのように総括できるかにかかっている。その価値はあなた自身が決める。
最初の就職によって、必ずしも人生は決まらないということだ。もしそうだとしたら、それはあなたがそう決めているということ。
答えは、まだまだはるか先を見据えて、絶え間ない努力を重ねていくことの中に、きっと見つかるものなのだ。
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