悲しき動物実験の国
日本では、いまだにメディアなどでコロナの話が出てくる。またワクチンについても政府は積極的な動きを継続している。
社会的にはすでに収まったコロナについては、そのワクチンの接種を最も積極的に行ったのは日本国であり、日本国民である。
コロナのワクチンは世界初のm-RNAワクチンであり、接種が始まった当初はまだ治験の途中であった。
この事実を知らなかった国民も多かったと思うが、それはそのような情報を、政府もメディアも決して積極的に流さなかったからである。
そしてまた、この経験を踏まえてか、岸田首相は「日本を世界一の治験大国にする」などと言っている。ワクチンの工場も日本に誘致されている。
通常、ワクチンの開発には時間がかかる。
5年も10年もかけて開発が行われる。それを考えてもいかに、先般のコロナワクチンが異常な速さで供給されたかがわかるだろう。
ワクチンの開発には時間をかけ、通常はマウスで行ない、次にサルで行ない、そして慎重に人間に対して行われるものである。
しかし、サルは1匹500万円もするそうで、かなりのお金がかかるわけだ。
しかし、そこに絶好の治験対象がいる。
「日本人」である。
無料をであることをぶら下げれば、日本人は喜んで実験材料になってくれる。本当に素晴らしい動物実験の対象なのである。
「無料」が大好きな日本人は、このような罠に次から次にひっかかる。
世界の製薬会社はこぞって日本を動物実験の場として選ぶことだろう。日本人はこれを喜んで受け入れている。
医療や医薬品に対してガードが甘いために、薬や医者に頼り切ってしまう傾向が強いことがそれを助長する。
「クスリ」や「病院」への依存度が高いことが本当に良いことなのか、真に必要なことなのか考える必要があるだろう。
もうすでに次のワクチンの準備がなされている。レプリコンワクチンと呼ばれるものだ。日本人が率先して治験の対象に選ばれ、まだ何の安全性も確認されないワクチンを打たれ続ける。
いや政府もそれを推進し、日本人もそれを受け入れている。
なぜ、日本が選ばれたのか? 理由は簡単である。
「驚くほど無知だから」
外国の識者は、その理由をこのように述べている。
このようにして、日本人は様々な実験にさらされているが、これは仕掛けている人間が悪いというよりも、受け入れている日本人の方が悪いと私は思う。
そのリスクや危険性について、何も調べることもなく、疑うこともしない。
これほど便利な動物実験の対象はないわけである。
悲しき動物実験の国。
学生には、このような一見、良いことのように見える様々な事象や試みを、疑ってみること、調べてみること、考えてみることを忘れないで欲しい。
その背景にあるお金の動きや人の動き、世界との比較、データの収集。
そのようなことをしっかりとできるようになることが、大学で学んでいる意味ではないのだろうか。
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