「具体化」こそが人間の使命
人間には様々な思いや考え、理想などがある。
これを言葉にして表現したり伝えたりすることを使命とする人もいるだろう。
言論の世界、思想の世界で生きる人は、そのような役割を持つ人である。
しかし、多くの一般的な人々は、何かを具体化するために生きている。
というより、何かを具体化する使命を持っている。
だから、自分を本当に磨き、自分の本質を活かしたいならば、全てが具体的でなければならない。
自分が考えていること、その思い、理想。それを具体化する行動をとることがその人に課せられた使命なのだ。
この世界は思うようにはならない世界だ。
時間が限られる、お金がない、能力が十分でない、障害が発生する、邪魔をする人が出てくる。それよりも何よりも、人間の生には寿命という時間的な限りがある。
さて、このような数多くの障害を乗り越えて、あなたは一体どこまで、自分の考えや理念や理想を具体化できる人なのか?
それが問われているのである。
学生時代は、自分の人生観や世界観を磨き、自分の考えを作り、理想を思い描かなければならないが、それ以外に必ずやらなければならないこと。
それが具体化の練習である。
この力が、仕事力となり、社会で活躍できる能力として評価される。
思い描いたら、具体化の練習をしよう。
どうすれば少しでも自分の考えを実現できるか、やってみよう。
途中まででもいい、失敗してもいい、妨害が入ってもいい、自分の限界を感じてもいい、そのすべてが具体化のプロセスで得られる貴重な果実である。
今日も何かを具体化するのだという決意で、日々の生活を送ってみよう。
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