日本の米を食べよう
コメが高いというのが最近の大きな話題だ。
コメの値段は確かに最近上がっているが、実は昔は今と同じくらい高かった。
コメの値段はある程度高くてもいい、農家が農業を継続でき、儲かる仕組みが必要だ。
そもそもコメが高くなった大きな背景には「自民党の減反政策」と「財務省の緊縮財政」がある。
確かにコメの需要は国内で減っているが、コメは日本の主食。さらに文化的な象徴でもある。政府がお金を出しても守らなければならない。
食料の安全保障という考え方が全くできないのが、今の政治家や官僚である。
世界的な戦争やパンデミックなどが起きて、世界の物流が止まった時に、世界で最も多くの餓死者がでるのは日本だという人もいる。
しかし、財務官僚に至っては、「コメが足りなければ外国から買えばいい」などと言う始末。危機管理の能力はゼロ。食料を海外に依存することが、いかに危険な事か。全くわかっていない。
このような発想をする愚かな人たちが、今の政治家や官僚には無数にいることを忘れてはならない。政治家や官僚が賢いとか、間違わないなどとは決して思ってはならない。
コメの生産をどんどん減らしておいて、海外から輸入する。
国内のコメが足りないのに、海外への輸出を推進する。
愚かすぎて、笑えないことをやり続けているのである。
解決策は簡単である(もちろんこの簡単なことができないのが今の政治家)。政府がお金を出して、農家から高く買い取る。そして国民には安く売る。それをやればいいだけである。もちろん財政支出が必要になるが、日本は通貨発行ができる国であり、そもそも財政問題など存在しない国であることは、別のところでも述べた。
余ったコメは備蓄に回し、さらに余れば海外に売る。また子供たちの給食用に無償で配布すればいい。
若い人に言いたいのは、極力、国産のものを買うこと。確かに、外国のものよりも高いが、買い支えて欲しいのである。
また、できれば、農業という最も価値ある仕事にも目を向けること。農業に本気で携わる若い世代が増えていくことが必要だ。
日本は政治家や官僚の利権やしがらみで、政策が決定される愚かな国である。これを変えるには多くの人が政治に関心を持ち、選挙に行くことが必要である。
そして、学生時代から政治や行政の在り方にもしっかりと目を向け、国家や社会の行く末を考えられる国民でなければならない。
このような問題が起こるたびに、その根本や本質には何があるのかを、しっかりと考察しよう。
大学生というのは、そのような議論がきちんとできる人でなければならないのだ。
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