「これからのお金持ちの教科書」加谷 珪一
インターネットはもちろん、スマホやクラウドなどがビジネスや消費の在り方も変えていることはすでに誰もが感じているだろう。
この本が出版されたのは2015年だが、この本の予想通りに世界は動いていると思う。
まだまだビジネスチャンスもいくらでもあるし、学生時代からスマホ一つでお金を稼ぐ人間がたくさん出てくるだろう。チャンスは誰の前にも転がっているが、それに気づいて行動する人は少ない。
そのためのヒントがたくさん書かれている本だ。これからAIなどの発展に伴って、仕事が個人で完結する方向に向かうことや今後の仕事の風景が大きく変わることを示唆している。
特に「仕事とプライベートを分けない」という考え方は今後非常に重要になると思う。遊びが所得を生み出し、こんなものが?思われるものが商品になったりする。また、プライベートと思える時間や行動を活用するなど、あるいはそのような営みの中にビジネスチャンスがある。
そして、それはすでに具体化されつつある。
このような本をヒントにして、学生時代から小さなビジネスを始めてみるといいだろう。コストも小さく、リスクも小さくできるのが、スマホを中心としたインターネット時代の最大のメリットだからだ。
現代は、誰もが小さなビジネスを持つことができる時代でもあるが、逆に様々な規制に守られている業界にとっては危機の時代でもある。反動はあるかもしれないが、大きな時代の流れは変わることはないだろう。
就職活動ではこのような時代の流れを見極める能力も要求されているのではないだろうか。どんな業界を選ぶのか、どんな企業を選ぶのか、それには先を見通す目を持たなければならない。激しい変化の中で不本意な未来を受け入れなければならなくなる可能性に通じるからだ。
特にこれから社会に出て、職業生活を送り、ビジネスの世界に飛び出していく学生たちには是非一読を勧めたい。おそらく変化の激しい時代、未来を見据えた就職活動ができるかどうかが、人生の大きな分かれ目になるだろう。
起業を志す学生にとっては言うまでもない。
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