選択の自由
学生時代をいかに生きるか まとめ編 その8
経済学におけるマネタリストの大御所ミルトン・フリードマンの著書に「選択の自由」という本がある。
この本の題名ではないが、選択の自由を有するということはとても幸せなことだ。
学生時代は、自分の人生の選択肢を大きく広げることのできる最大のチャンスだ。
たくさんの勉強をし、知識を増やすこと。
友達をたくさん作り、人情の機微を理解すること。
学生時代でしかできない経験をして、人間の幅を広げること。
いずれも人生の選択肢を増やしていくための大切な修行なのだ。
確かに遊びも、アルバイトも、恋愛も、大切なものだが、知識を増やすという意味での勉強を怠ってはならない。
今後の時代の流れを見るかぎり、知識の欠如は不幸を呼ぶ。
周りの人間がどんなに遊んでいようとも、自分だけは勉強するんだという気概と勇気はとても大切だ。
努力は将来への投資に他ならないし、人によってはこの投資した時間とお金と労力は何倍何十倍、何百倍にもなって帰ってくるほどに価値が高いものなのである。
そのようなまだ見ない自分の未来に、今という若き時間を投資できるだろうか。
選択の自由を有するものには、納得しうる将来が待っている。そこにはたくさんの選択肢の中から自らが主体的に選び取ったという満足感があろう。
選択の自由を失ってしまったものには、後悔と不本意な人生が待っている。本当はこうなりたかった。もっとがんばればこうだった。やればできたのに・・・・と。
こんな言葉を言い続けて、年齢を重ねてはならない。
自分の人生は、自分が主体的に選び取ってきたのだという自信と誇りに満ちた大人になろう。そして、そのためには絶えず選択肢を広げる努力をしながら、これだと決めたことに集中しよう。
集中するものを決めたら没頭しよう。しかし、同時に選択肢を広げる遊びを創る時間や機会を忘れないようにしよう。
選択と集中ができるようになるためには、選択できるだけの選択肢とその自由を可能にするほどの主体性を備えることが必要なのだ。
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