奴隷根性を捨てなさい

奴隷根性を捨てなさい


「奴隷」というのは、現代ではほとんど存在しないものだと思われている。

昔は、制度として奴隷制が存在していたが、さすがに現在はそのようなものはない。

では、奴隷はいなくなったのか?

そうではない。賢い人間が、奴隷とはわからないように、他人を奴隷にしているというのが真実の姿だ。

その意味で、現在は奴隷の存在が見えにくくなっている。

ずる賢く、お金や情報を操ることのできる人間は、他人を奴隷にするのは実に簡単なことである。

金の奴隷、情報の奴隷、精神の奴隷。

思うがままに支配されて、それとは気づいていない。それどころか、一応食べていくにも困らず、ほどほどの楽しみや娯楽も与えられている。

誰でも、奴隷になる可能性があり、決してそれは他人事ではないのである。

判断や行動や生活や人生そのものを支配されて、それとは気がつかない。

だから人間は絶えず学び続け、確認し続け、自分で考え続け、色々なことを検証しなければならないのだ。

それを怠ると、途端に奴隷に転落するのが、現代である。

いたるところにそのような仕掛けがなされている。

だから、奴隷根性とは、学びをやめること。

そして、考えることをやめること。

さらに、自分で確認することや調べることをやめること。

制度的には、それぞれの人間に人権や自由が与えられたことになっている。

しかし、それを自ら放棄する人々が、決して少なくないのである。

自ら進んで、奴隷となってしまう巧妙な仕組みが、日常の中に張り巡らされていることを知ることだ。

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投稿者:

山道 清和

日本の未来への発展と繁栄のために、日本の学生には自分から学び、考え、自分の意見を持つことのできる人材になって欲しいと心から願っています。就職や公務員試験に関する相談も受け付けています。遠慮なくどうぞ。

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