大学での試験とひどい先生について

大学での試験とひどい先生について


大学では、前期と後期の終わりに期末試験が行われ、それによって単位認定がなされていた。

語学が必修だったため、語学の授業は出席率もよかったが(というよりそれは先生が3回休んだら単位はやらないと公言していたからだが)他の授業はあっという間に学生が来なくなった。

何とか学生をつなぎとめようと出席をとったり、提出物を出させたりしていたが、そこは学生も友人に代返を頼んだり、提出物さえ人に頼んで出してもらったりで、学生の把握や管理はほとんど不可能な状態だった。

学期末試験の前だけは図書館がいっぱいで座る席がなくなり、生協のコピー機の前にはノートをコピーする学生が列をなしていた。

大学の先生は、試験の採点さえどの程度まじめにやってるのかわからない。

英語の試験ではこんなことがあった。

試験の開始時間になっても先生が来ない。みんなざわついているところに20分ほど遅れて担当の先生(教授でも助教授でもなく講師)が入ってきた。

問題用紙を配って試験開始。そこまではいい。

試験が始まると、集中しようとしている学生を尻目に、その先生がしゃべり始めた。自分がなぜ遅刻したのかの理由とエピソードを。私は愕然とした。なぜこの先生は大事な学期末試験の最中に1人でしゃべっているんだろう。「単位はあげますから心配しなくていいです」などとのたまわっていた記憶がある。このような感じでいいかげんな教師も多く、大学生のやる気のなさとの相乗効果で、いい加減さが加速していった。

これについて、他の学生はどう考えていたのだろう。楽でいいね。大学は遊ぶ場所だから問題ないでしょ。大学に何か期待する方がおかしいでしょ。 さて、今の学生なら、やはり同じように感想を抱くだろうか。

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投稿者:

山道 清和

日本の未来への発展と繁栄のために、日本の学生には自分から学び、考え、自分の意見を持つことのできる人材になって欲しいと心から願っています。就職や公務員試験に関する相談も受け付けています。遠慮なくどうぞ。

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