固有の目的
学生時代をいかに生きるか まとめ編 その17
夏が近づいてきて、新しく大学に入学した学生達もそろそろ大学がいかなるところかがわかってくる頃だろう。
私の学生時代には、この頃すでに大学に来なくなっている学生は数多くいた。
最近は大学も厳しくなって、授業で忙しい大学生は多いことだろうが、大学は自分が期待していたほど、楽しいものでも、大学生活が幸せなものでもないことに気づく学生が多くなる。
授業が厳しくない大学では、暇をもてあます学生も多くなってくる。
1年次は比較的授業も忙しいだろうが、2年、3年と本当は自分が何をなすべきなのか、何がしたいのかもわからなくなり目的喪失の状態に置かれる。
しかし、ここからが本当の勝負だ。
大学生活が実りあるものになるかどうかは、この目的喪失のところから始まる。授業の単位をとるだけが大学の意味ではない。それは外部から与えられた目標に過ぎない。
その与えられた目的を脱皮し、あるいは、それを超えた自分固有の目的を作り出すこと。
これは非常に重要な人生のターニングポイントだ。
こればかりは、自分自身で作らなければ意味がなく、誰かが代わりに作ってくれるものでも、それを求めるべきものでもない。
ただ、歴史の中に、そして身近な人々の中に、数多くの模範やヒントは存在している。まずはそれを求めることだ。そうすれば日常生活や読書を通じての様々な出会いによって、必ず何かを見つけることができるだろう。
多くの大学生は求める姿勢が非常に弱く、日常に流され、あっという間に時間を無駄にしてしまう。強く求めることが大切だ。キリストの教え「求めよさらば与えられん」というのは、人生においては実に正しいのだ。
そして、この段階での「精神的態度」は長い人生にとても大きな影響を及ぼす。
ここで、自分の心の中に大きな一本の柱を立てることができれば、それは自分の人生にとって、とても大切な財産になる。
周囲に流されず、自分固有の人生の目的を探そう。まず、探そうと決意をすること、そして些細なことでもいい、行動に移すことだ。そこから、全てが始まるからだ。
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