人間はちっぽけな巨人である
人間は自分のことばかり考えていると、些細な自分への評価や他人の反応が気になるものである。
しかし、人間は基本的には自分が一番かわいいのであって、あなたのことを絶えず気にかけたり、その動向をいちいち注視して評価している人などいない。
あなたが何をしていようと、どんな服を着ていようと、どんな顔であろうと、そんなものを気にしているのは自分だけである。
人間は大きな時間と空間の中で観れば、本当にちっぽけなものであって、取るに足らないものだ。だから、そんなちっぽけな自分が何をしようと、大きな世界の流れには変化はない。
そのような観点から、もっと自分を自由にしたらいい。誰も自分のことなんか気にしていないからだ。
しかし、その反面、人間のできることは大きい。歴史に名を残すような人はまれだが、日常の些細なことで、他人にいい影響を与えることは無数にできる。
あなたが、身近な誰かの相談に乗ってあげたり、優しい一言をかけたり、励ましてあげたり、そんなささいな行動が、無限の広がりと力を持つ可能性があるのだ。
あなたがいい影響を与えた人が、また複数の人にいい影響を与えれば、その数は計り知れないほどに増えていく。機嫌よく一日を過ごすだけで、その波及効果は計り知れない。
その意味で、人間は巨人である。あなたの与えた些細ないい影響が様々な人を介して無限のプラス効果を生むことは十分にありうることだ。
もちろん、その効果の全てをあなたが目にすることはできない。しかし、そのようなわずかな心掛けが世界に与える影響は実は大きいのである。
人間はちっぽけな巨人である。
あなたは取るに足らない人間だ、しかし、その心掛けと行動において偉大な巨人なのだ。
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