まだ何者でもない学生たちへ

まだ何者でもない学生たちへ


学生というのは、自分の将来について、何かを考えていても、また考えていなくても、まだ何者でもない存在である。

中には、自分に対して十分な自信を持っているものもいれば、全く自信もなく、これからの人生に不安を抱えている学生もいることだろう。

まだ何者でもない不安や不安定さはあるとしても、必ず心しておいてほしいことがある。

それは、学生は確かに、何者でもないけれども、すでに何者かであるということだ。

そこには磨きだされていない、自分が隠れているのであって、その可能性を見失ってはいけない。

何者でもないというのは、社会的にはそうかもしれない。しかし、実存的には確実に、あなた方はすでに何者かである。

それを長い時間をかけて顕現させ、磨き出し、成長させ、自分の輝きで他人や社会を照らすのである。

学生時代に、どのようなことがあっても、例え自信を失ったり、悲劇的なことに見舞われたり、不幸なことが起きたりしても、決して「何者かである自分」は失われてはいない。

それが価値を発揮するかどうかは、全て、これからにかかっている。

今までではない、これからである。

だから、何者でもないあなたは、自分が何者であるかを発見する旅に、今すぐ出発しなければならないのだ。

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投稿者:

山道 清和

日本の未来への発展と繁栄のために、日本の学生には自分から学び、考え、自分の意見を持つことのできる人材になって欲しいと心から願っています。就職や公務員試験に関する相談も受け付けています。遠慮なくどうぞ。

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