まだ何者でもない学生たちへ
学生というのは、自分の将来について、何かを考えていても、また考えていなくても、まだ何者でもない存在である。
中には、自分に対して十分な自信を持っているものもいれば、全く自信もなく、これからの人生に不安を抱えている学生もいることだろう。
まだ何者でもない不安や不安定さはあるとしても、必ず心しておいてほしいことがある。
それは、学生は確かに、何者でもないけれども、すでに何者かであるということだ。
そこには磨きだされていない、自分が隠れているのであって、その可能性を見失ってはいけない。
何者でもないというのは、社会的にはそうかもしれない。しかし、実存的には確実に、あなた方はすでに何者かである。
それを長い時間をかけて顕現させ、磨き出し、成長させ、自分の輝きで他人や社会を照らすのである。
学生時代に、どのようなことがあっても、例え自信を失ったり、悲劇的なことに見舞われたり、不幸なことが起きたりしても、決して「何者かである自分」は失われてはいない。
それが価値を発揮するかどうかは、全て、これからにかかっている。
今までではない、これからである。
だから、何者でもないあなたは、自分が何者であるかを発見する旅に、今すぐ出発しなければならないのだ。
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