良い仕事に専心すること
大リーグの大谷選手の通訳を務めた水原一平氏の違法賭博に絡んだニュースが世間を騒がせている。
賭博はある種の麻薬のようなものらしく、なかなか抜けるのが難しいらしいが、賭け事は一切やらない私にはよくわからない。
ただ、この件で、大谷翔平という人物と、水原一平という人物の大きな違いが浮き彫りになった。
大谷選手がこの件で、疑いをかけられたりもしたが、ありえない話だ。
彼は野球が大好きで、その道一筋に歩み、プロ野球の選手としてただ、いい仕事をしようと努力している人間だ。
そのような人に「富」がついてきたのであって、彼はお金持ちになりたくて野球を始めたわけではない。
そして、今後もまた、ただ野球選手として良い仕事をしようとしているだけだ。
一方の水谷氏は、お金儲けの方に目が行ってしまった。もちろん普通に投資をしたり、堅実に資産の運用したりするのであれば問題はない。
大きなお金を、簡単に手に入れることを目指したのだ。
人間は、ただいい仕事をしようと努力していれば、必ず豊かになる道が開けている。
もちろんそこには一定の時間が介在し、一定の努力や労力が求められ、一定の忍耐の時期もあるだろう。
しかし、豊かさとは、自分の仕事をより良いものにする者に、その恩恵をもたらす。
世界的、歴史的な活躍をする大谷選手を側で支えるという仕事に満足していれば、そしてその仕事をより良いものにすることに専心していれば、このような転落はなかったのだろう。
人間の欲というものは難しく、際限がない。
そのような時に、唯一その方向付けを担うのが「ただ、良い仕事をする」ということである。
アルバイトでも、組織の中での役割でも、些細な立場の仕事でも、良い仕事をすることに注力する。
人生を豊かに、充実した世界に導くものは、ただそれだけの単純なことなのだ。
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